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再開

まさかの4年のブランクを経て、ブログを再開します。
このブログを一度消去してから新しく立ち上げようかとも思いました、過去の自分は消せませんし、続けるぞ!日本語うまくなるぞ!という決意とともに恥をしのんでこちらに再開します。

誰のためでもなく自分のために書きます。
でも読んでくださる方がいたらやっぱり嬉しいし、励みと戒めになるので一応告知。

ここで書こうと思っていることは

・忘備録
・私の周りにいる素敵な演奏家・作曲家の紹介
・私的な演奏会感想
・私的なCD感想
・たまに宣伝

です。


がんばれあちき。
もうすぐ40歳だし。


写真:Rainer Rauen 

日本滞在日記2

日本滞在日記の続きです。

6月27日に東京オペラシティリハーサルホールで行われていましたリレーション`70の演奏会に後半だけ伺いました。(前半は同時刻コンサートホールでNHK交響楽団尾高賞受賞記念演奏会を聴いてました)

このグループは、フルート・ヴァイオリン・ピアノのトリオ編成の可能性を求めて、70年代に活躍したグループ「室内学70」を受け継ぎ、次世代への継承を目指し、フルート永井由比、ヴァイオリン三瀬俊吾、ピアノ大須賀かおりとオリジナルメンバー野口龍(監修・フルート)と共に、新たに取り組むというコンセプトのもと結成されたそうです。
このようにコンセプトが明確であるために、演奏会としても音楽的にも、その方向性が明確であることが際立ったものでした。

私は幕の内弁当的なものより、「今日はひたすら春菊を食べる!」みたいに単一のもの徹底して味わうのが好きなのでとても楽しむ事ができました。
また演奏家の技術力・経験力の高さ、加えて楽譜に改めて真摯に向き合っている事を感じさせる深みのある演奏が特筆すべき物でした。(特にヴァイオリンの三瀬さんの楽譜との距離感を見るに非常に準備をされているのでは、と思います。)この事により、70年代に作曲された作品が未来の古典作品としてこれから生き続ける生命力を吹き込まれていたように思います。
リレーション`70の演奏会は次回で最後になるそうですが、非常にお薦めします。

*本文とは関係ありませんが、母校芸大への懐かしの通学路と、変わらずのどかな芸大前の電話ボックスで寝ていた猫。







モバイルギロ。

日本滞在記2の前にこちらを。
ドイツ・ケルン市にはSchlagquartett Köln という現代音楽のスペシャリストである4人が集まった打楽器四重奏団があります。 そのリーダーThomas Meixnerさんは、以前にもブログに書きましたがハリーパーチの楽器をほぼ全て1人で製作したり、学生時代大太鼓を胴から自作するという日曜大工の域を越えたただものではない人物であります。(本人曰く、全て独学)


そんな彼が先日作ったモバイルギロ。 長いギロを入手するのに今まで苦労して来た打楽器奏者には、目から鱗のこの構造。 これで商売をしよう、などと微塵も考えていない彼の行為によりこのギロを紹介します!
材料は 段ボール 溝を付けた木の棒 木の板 アルミなどの金属枠(ドイツではこの角度を付けて曲げられた状態で売っています)











写真のように、木の板の両側に金属枠を取り付けます。(これは穴をあけてネジで固定) 板の幅より広めの段ボールの真ん中に接着剤で溝を入れた木の棒を貼付けます。 この段ボールを金属枠と木の板の間にはめ込んで出来上がり。
これが驚きのサウンドなのです。 段ボールと木の板の間の空間が共鳴帯になり、豊かな響きを作り出すのです。

スタンドに固定する部分ですが、彼は木と金属で既製のシンバルスタンドにはめられるものを作っていました。
これはスーツケースに入れて簡単に持ち運びできます。 彼も、移動中に新しいギロを作りたくなり、ホテルの部屋で製作したそうです。
おためしあれ!

日本滞在日記 1

今回の一時帰国では、東京現音計画(足立智美プロデュース)、リレーション`70、NHK交響楽団尾高賞受賞演奏会と全く異なるタイプの現代音楽の演奏会に伺いました。
リレーション70とNHK交響楽団の演奏会は、同じオペラシティ内のコンサートホールとリサイタルホールで同日同時刻に行われており、私は前半N響、後半リレーション70とはしごしたわけですが、どちらも集客はまずまず盛況と行った所で、「熱いではないか日本の現代音楽シーン!」と思った次第です。
NHK交響楽団の演奏に関しまして、スコアを見ていませんし私が何かしのごの言えるような立場ではありませんので割愛。あ、もちろん素晴らしい演奏でした。さすがだと思いました。
ただ、開演15分前の作曲家によるトークが会場のざわめきが多く、非常に残念な状態で行われていたのは驚きました。 もちろん開場時間中に行うとの記載はありましたが、実際時間的にもトーク後の入場も可能でしたし、興味がない人は会場の外で待っていただいた方が、トークセッションが何かの傍らで行わるものではなく、作曲家の生の声を聞く事のできる集中したものになったのではと思います。 舞台で作曲家とインタヴュアーが話をしているのに、入場者の遠慮のない足音や係員による案内(声大きめ)、客席そしてドアを解放していた為にロビーからのおしゃべり声が終始聞こえていたのは、私としては正直不快でした。 トークそのものはとても親しみややすい印象を受けましたが、たとえそれぞれ5分程度のインタヴューでも作曲家の自作に関するコメントを聞く環境が整っていて欲しかったな、と思います。
あと個人的にはチューブラベルというのは、使い方が難しい楽器だなと思いました。 1曲目の最後で盛り上がった末、チューブラベルの一音だけフォルテで演奏されるソロがあったのですが、フルオーケストラの音の深さの後に、何か啓示的な印象を受ける音が若干楽器として貧弱な感じがあり、その危うさというか肩すかしを食らった感じに一瞬冷や汗が出ました。(もしかしてこれが狙い?) 例えばそれが本当の鐘を使うとよかったのか、同音程の楽器を2つ同時に演奏するとか、なるべく楽器を響かせ、倍音を消さない為に独立したスタンドにその一音だけ別に用意したら違うのか、などとその後考えてみましたが、演奏者の気合いだけでは補えない楽器そのものの弱さを考えさせられました。 ただ私はかなり後ろ…

ホームページ

まだまだ工事中ですが、ホームページを作りました。
ぜひご覧ください。

http://riewatanabe.net/



日本でのライブのお知らせ。

「ドイツ ↔ アケタ2014」

渡邉理恵(打楽器 他)        ゲスト:橋本晋哉(テューバ)
2014年6月15日(日) アケタの店(西荻窪) 杉並区西荻北2-21-13吉野ビルB101
15:30 Start (15:00 Open) チャージ:2200円(1ドリンク付き)

プログラム
ジョン・ケージ「One4」 マウリチオ・カーゲル「エキゾティカ」よりソロ トム・ジョンソン「カウンティングファイブス」 足立智美「即興演奏のための練習曲」 ほか
開店40周年の老舗ジャズライブハウス西荻窪「アケタの店」。 私にとってアケタの店は、ジャズを越えて表現する事とは何かを考えさせてくれる場所です。
2005年ドイツに渡ってからも、あの頃アケタの店で出会ったような方や音楽と出会い、 9350キロの距離感を感じず、日々西荻・アケタの店を身近に感じながら生活しております。
繊細大胆、気合いにゆとり、誠実さと遊び心。 そんなアケタとドイツで出会った作品をお届けします。