日本滞在記2の前にこちらを。
ドイツ・ケルン市にはSchlagquartett Köln という現代音楽のスペシャリストである4人が集まった打楽器四重奏団があります。
そのリーダーThomas Meixnerさんは、以前にもブログに書きましたがハリーパーチの楽器をほぼ全て1人で製作したり、学生時代大太鼓を胴から自作するという日曜大工の域を越えたただものではない人物であります。(本人曰く、全て独学)
そんな彼が先日作ったモバイルギロ。
長いギロを入手するのに今まで苦労して来た打楽器奏者には、目から鱗のこの構造。
これで商売をしよう、などと微塵も考えていない彼の行為によりこのギロを紹介します!
材料は
段ボール
溝を付けた木の棒
木の板
アルミなどの金属枠(ドイツではこの角度を付けて曲げられた状態で売っています)
写真のように、木の板の両側に金属枠を取り付けます。(これは穴をあけてネジで固定)
板の幅より広めの段ボールの真ん中に接着剤で溝を入れた木の棒を貼付けます。
この段ボールを金属枠と木の板の間にはめ込んで出来上がり。
これが驚きのサウンドなのです。
段ボールと木の板の間の空間が共鳴帯になり、豊かな響きを作り出すのです。
スタンドに固定する部分ですが、彼は木と金属で既製のシンバルスタンドにはめられるものを作っていました。
これはスーツケースに入れて簡単に持ち運びできます。
彼も、移動中に新しいギロを作りたくなり、ホテルの部屋で製作したそうです。
おためしあれ!
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